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2017年1月9日月曜日

ビットコインソーシャルレンディングから撤退することしました



BTCjam、BitLendingClub、Bitbondへ自動貸出での投資を試みてきましたが儲かるどころか損失が広がる一方のため、撤退することにしました。

自動投資をとめた段階ですので最終的な損失は確定していませんが、30~40%程にはなると思われます。

ビットコイン価格が値上がりしているおかげで、円に戻せば損失分は補填できていると思われます。

損失の要因

損失がでる事は、利率以上に踏み倒す人が多かったという事になりますが、どのあたりに要因があったのでしょうか?
少し考えてみたいと思います。

ビットコインの価格上昇

ビットコインを保有している人にとっては価格上昇は嬉しい事ですが、ソーシャルレンディングにおいては少々事情が異なります。
貸出、返済はビットコインで行われるわけですが、借り手はビットコインを一旦自国通貨にして利用することとなります。
返済時は当然、自国通貨からビットコインへ両替をするわけですが、価格が上昇しているとソーシャルレンディングの利率に加え、ビットコインの値上がり分も返済のために必要となってしまいます。
そのため、想定以上に返済額がかさみ、返すのが困難になって踏み倒すという人も少なくはないのではと思われます。

なんというか、アメリカが利上げするとドルの返済に困る途上国みたいな縮図が見事に出来上がっているわけですね……

モラル、通貨価値、文化の違いと担保の難しさ

借り手の信用を測るために、免許などの証明書やtwitter等SNSの情報をリンクさせるわけですが、そもそも証明書が簡単に偽造できる国などでは何の保証にもなりません。
また、SNSにしてもアカウントが売買されていたりするわけですから、利用年数が長いからと言って借り手個人の信用に結び付くわけでもありません。

そもそもソーシャルレンディングで借りに来るということは、計画性もなく、ちゃんとしたところでお金が借りることができない人が多いというのもあるでしょうか。
気軽に借りる分、借金に対して返済をしなくてはいけないという意識が低い可能性も非常に高いですし、踏み倒して逃げたところでそもそも棄損する信用も無い人も多いでしょう。

貸す側としては、さしたる金額ではなくても、借り手にとっては大金となる可能性もあり、踏み倒すリスクに見合う価値がある可能性もあります。

文化や貨幣価値の違いから、同じ国内で貸し出す場合と比べて踏み倒す事前提で借りる人等がはるかに多い事を想定しないとなかなか成り立たないのではないでしょうか。
個々の借り手の社会状態を踏まえたうえで、信用の判断や担保たりえる物を抑えることができないと踏み倒しを防止するのは難しいと思われます。

取り立ての困難さ

支払いが遅延した場合の取り立て手段の確保は貸付を行う上でかなり重要です。
国をまたいで貸し借りとなると、債権があったところで取り立てに行くのは困難ですし、個々の貸し手の金額が少額なため、代理人を雇ったところで、経費の方が高くつきます。
また、提出されている書類がそもそも偽物であった場合、取り立てどころか借り手に連絡を付ける事すらほぼ不可能となります。

返済が滞った場合にきっちりと取り立てる手段があれば損失を防ぐことができますが、これが確立されていないために、サービス側で想定していた利率では足りないほどに貸し倒れが発生してしまい、大きな損失につながっているのではないかと思われます。


仮想通貨によるソーシャルレンディングの可能性

現状では貸し倒れも多く、サービスの拡大が困難と予想できるビットコインのソーシャルレンディングですが、リスクを減らしてサービスを拡大する方法が無いのでしょうか?

価格変動が少ない通貨を利用する

そもそも、借り手は一旦自国通貨に両替すると思われますので、ビットコインである必要が無いわけです。
例えば、rippleのようにドルに対して価格変動が少ない仮想通貨を利用することで、値上がりによる貸し倒れ増加リスクは低減できるのではないでしょうか。

担保を設定する

海外の掲示板ではsteamのアカウントを担保にビットコインの貸し借りが行われているケースが見受けられました。
国によって、借り手によっては個人情報など価値もなく、偽造も用意という場合もありますので、なんらかの担保たりえるものをおさえる必要はあるでしょう。
実際に売却をして補填できるものでなくても、返済をしようと思わせるために借り手にとって取り戻すために努力するかちがある何かをおさえておけば、返済が滞っても何とかして返そうという源泉になるのではないでしょうか。

国籍を制限する

BitLendingClubでも一部国籍の人はサービスの利用を制限しています。
公的資料の信用性が無いというような利用だったかと思います。
そもそも返さない人が多い国や取り立てが困難である国はサービス対象から除外するべきでしょう。
また、提出書類だけでなく、国籍もレーティングや利率の変動要因とすべきと思われます。
差別だと叫ぶ人もいそうですが、慈善事業ではないわけですから、文句があるなら皆で努力をして、いい国にしなさいという事です。


まとめ

大きく損失を出しましたが、お金を借りることが無い私としては、借り手の心理がほんの少しだけ見えた気もしますので、それはそれでいい経験になったかなと思っています。

金を借りに来るやつはカスだ!!
という認識が強まったのは良いやら悪いやらですが。

ソーシャルレンディング自体は発展の可能性が無いとは思っていません。
キャッシングやリボルビングのように、手軽にP2Pでお金を借りる時代が来ないとも限りません。
ただ、現状では国をまたいだソーシャルレンディングというものは早かっただけではないのでしょうか。
今は撤退しますが、状況が変われば再び参戦してみたいと思います。

2016年9月24日土曜日

ビットコインソーシャルレンディング運用状況 - 2016年9月


BTCjam、BitLendingClub、Bitbondの現在の状況です。

ちなみに、LoanbaseはBitLendingClubに名前が戻りました。
なんでしょう、踏み倒し多すぎて評判悪くなったからサイト名ロンダリング?(笑)

運用状況

BTCjam


Net Annualized Returnは--9.34%
A以外のレートは酷いものです。
それと、デフォルトしてる人達ですが、まったく返済していない人の割合が非常に大きいです。
始めから踏み倒すつもりで借りているわけですから悪質ですね。



現在、自動投資のプランが3つ動かしていますが。
そのなかで、最も被害の大きいA~Cのすべての通貨タイプを対象にするプランを止めて様子を見てみることにしました。

被害が、多少軽減されるといいのですが……


BitLendingClub


予想損益は18.5%の損失となっています。
何処をどう計算すればこんな数字になるのやらといった感じですが……

投資に対する実際の損益は、32%の損失です。
1BTCが0.68BTCになっています。
上記の予想損益が1年間のという事であれば、多少改善してきている可能性はありそうですが、果たしてどうなる事やら。

ちなみに、BitLendingClubの現在のアクティブな投資人数は4,666人。
いままでの貸出額は780万ドル。
かなり厳しい状況ですね~。
つぶれる前に残額引き出しておこうかな(笑)


Bitbond


USDが6.57%の損失、ビットコインが35.72%の損失です。
前回より状況が悪化しています。
4件完済している間に8件デフォルトが増加って、もう意味が分かりませんね。
貸出件数は少し増えているので、無事に完済されることを願いつつ、もうしばらく様子見ですね。

まとめ

損害が確実に広がっているのが手痛いですね。
ビットコインでのソーシャルレンディングというのは、ビジネスモデル的には面白いのですが、早くも崩壊の危機といったところでしょうか。
借り手のモラルがあまりにもひどすぎますね。
借金の返済率が良い国、もしくは取り立てがしやすい国などに絞って貸し出すか、審査をかなり厳しくしないとどうにも難しいといったところでしょか。

お金を借りるという事が無いので、借り手の心理が良くわからないのですが、踏み倒す人の心理には少し興味があります。
そもそもソーシャルレンディングで借金をするような人は、銀行からまとまったお金が借りれない人達なのでしょうか?
信用がもともとないので、踏み倒しによる社会的な信用低下なんてものも気にしないのでしょうか。

ペイデイローンのように、あらかじめ何らかの回収手段を用意するか、担保をとれる仕組みが構築で着ない限り、ビジネスとしての将来性は厳しそうですね。

残念ながら、ビットコインソーシャルレンディングは現状としては投資対象にはなりえないです。
ですが、今後どうなっていくかについては興味があるので、このまましばらくは継続はしたいと思います。
投資総額が8BTCぐらいだったはずですので、ヘンなソシャゲに換金でもしたと思って楽しみたいと思います(笑)


2016年6月28日火曜日

ビットコインソーシャルレンディング運用状況 - 2016年6月





BTCjam、Loanbase、Bitbondの現在の運用状況についてまとめました。


BTCjam



Net Annualized Returnは-4.03%
A以外のレートがかなり落ち込んでる影響でマイナスになってしまいました。
アカウントの資産自体は増えてますが、どう考えてもビットコインの価格が上昇した影響で増加しているように見えるだけですよね……



自動貸し出しの内訳ですが、レーティングがA,Bのみとビットコインでの貸し出しを行わないものは利益が出ていますね。
ビットコインの貸し出しありものもがマイナスになっています。
ビットコインの価格が大きく上がると返済額が実質増えるせいでデフォルトが増加しているのでしょうか?
半減期が過ぎれば値動きも少しは落ち着くのではないかと思いますので、改善に期待したいです。


Loanbase



現在の損失はは-29.84%
一時期より多少改善されてきています。
Loanbaseの対策が多少は効果があったという事でしょうか?
半減期後、値動きが落ち着いてきたら、さらに改善してくる事を期待しましょう。


Bitbond



USDでの貸し出しは利益率が低下しているものの、6.93%の利益が見込めればまずまずですね。
BTCでの貸出は大赤字です。
BTCでの貸し出し数が増えていないのがせめてもの救いでしょうか。
なんとか、トータルでプラスになってくれると良いのですが。


まとめ

BTCの価格上昇のせいか、イマイチ芳しくない結果ではあります。
以前に比べると、ローンを借りる人数が減ってきているようにも思えます。
ワールドワイドで貸し借りが行われるため、取り立ても困難、踏み倒しも気分的に楽、というような悪い要因もありそうです。
世の中善人ばかりではありませんですからねぇ。
借り手が増えないと資金を追加で投入してもあまり意味がないため、年内は現状のまま、のんびりと推移を見守っていきたいと思います。

そんなわけで、投資するならBankToTheFutureの案件にでも投資して大きくなって返ってくるのを夢見てる方が楽しいですし、なんぼかましかもしれませんね。

なんにせよ、すべては半減期が過ぎて相場がもう少し落ち着いてからですかねぇ。


2016年3月13日日曜日

BTCjam運用状況 - 2016年3月




ビットコインソーシャルレンディング最大手のBTCjam。
自動投資機能のおかげで放置OKなわけですが、現在のところ順調に利益が出ています。


運用状況



現在のNet Annualized Returnは6.95%
損失として換算されてるのはDefault分だけなので、Defaultの率が増加すると低下してきますが、返済が遅れている額を見るとそこまで影響はでなさそうですね。
期待している値に比べると少し低いですが、悪くはない数字ですね。


自動投資の状況


自動運用の状況はこんな感じです。
3つプランがありますが、こんな感じです。

  • レーティングABCに貸し出し
  • レーティングABに貸し出し
  • レーティングABCにBTC以外で貸し出し。

下2つは利率がいいですが、投資期間がまだ短めなのでDefaultが確定してないだけです。
そのうちDefaultが確定していって利率が落ちてくるかと。

ちなみに、レーティングがAとBのみの貸し出しだと対象となる借り手が少なすぎるのが難点です。
ABCでBTC以外の貸し出しにした場合はABのみの場合よりはマシですが、借り手が少ない事にはかわりありません。
Defaultリスクが少なそうなのでよい利率を期待しているのですが、借り手がいないことには……

とりあえず、利益は出るのですが、ABCのレーティングに貸し出した際の利率が期待値よりかなり低い結果となっているのが気になるところです。
念のためあと2~3ヶ月状況を見たうえで問題なさそうでしたら資金の投入を検討してみたいと思います。