2016年2月22日月曜日

ビットコインのブロックサイズ問題が決着



XTだClassicだと混乱していたブロックサイズ問題ですが、2Mに拡張するということで決着がついたようです。


2016年2月21日に香港のサイバーポートで開発者や事業者による会合が行われ、ブロックサイズ問題に関しての同意が行われました。
要点としては下記になります。

  • SigWitを2016年4月にリリース。
  • 2MへのハードフォークはBitcoin Coreのバージョンアップとしてリリースされる。
  • ハードフォークの為のコードは2016年7月に利用できるようになる。
  • 2017年7月頃にハードフォークを実施の見込み。



とりあえず、ブロックサイズ問題もひと段落ですね。
大きなトラブルが解決したことですし、半減期に向けて順調に値上がりしてくれると嬉しいのですが……




2016年2月14日日曜日

Quoineで安全、簡単にビットコインを増やす方法



Quoineはシンガポールに本社があるビットコイン取引所です。
日本をはじめ、アジア各国への展開をしています。

Quoineはビットコインの信用取引サービスを展開していますが、信用取引を行うユーザー用にビットコインを貸し出すことで、利子を受け取ることができます。
レバレッジに応じて強制決済が行われますので、基本的に貸し手の元本は100%補償されることとなります。

現在の日歩ですと、順調に貸し出し状態が続けば1年で18%程の利益になります。
Quoineがゴックスしてしまうリスクがゼロとは言いませんが、他の方法に比べると安全に、簡単にビットコインが増やせます。

実際に貸し出す手順は簡単。
必要なのはビットコインとメアドだけ。
面倒な個人認証などせずにすぐに金利収入が得られるようになります。

Quoineで金利収入を得るための3つのステップ

1.口座開設

Quoineにアクセスし、右上の「登録」からユーザー登録をします。


登録フォームに必要情報を入力して実行すると承認用のメールが登録したアドレスに送られてきます。
メール内の指定のリンクをクリックすると登録が完了します。

日本円の入金をする場合は本人確認書類を送付する必要がありますが、ビットコインの送付はこの時点で可能になります。


2.ビットコイン入金

Quoineにログインし、左上のボタンからメニューを展開します。
メニューから「マイページ」⇒「入出金」の順にクリックします。


表示された画面で「入金」をクリックすると入金用のアドレスが表示されますので、そのアドレス宛にビットコインを送金すれば完了。

しばらくすれば「資産」の部分に入金したビットコインが反映されます。


3.ビットコイン貸出

左上のボタンからメニューを展開、「マイページ」⇒「ビットコイン貸出」の順にクリックします。


「日歩」に一日あたりの金利、「希望の貸出数量」に貸し出すビットコインの量を入力して「実行」をクリックすると貸し出しオファーが行われ、フォームの下に、貸出オファーの表示が出てきます。

日歩と受給状況にもよりますが、実際に貸し出されるまでは少し時間がかかると思われますので、のんびり放置しておきましょう。

貸し出しが行われると、「貸出状況」タブに表示が出てきていると思いますが、「貸出返済上再投資」にチェックを入れておくと自動で再度貸し出しを実行してくれますので、放置したい人はこちらにチェックを入れておきましょう。
なんか変な日本語ですが、英語を直訳したためかと……



手数料と問題点

貸出によって得られた利子のうち、20%が手数料として徴収されます。
高い気もしますが、安全に利子がえられますので、この程度は仕方がないですかね。

貸し出すにあたって大きな問題点が1点。
貸出期間の設定ができない事です。
借り手がポジションをクローズするまで貸し出したビットコインは戻ってきません。
そのため、急に必要になった……なんて場合も借り手が手仕舞いするまでじっと待っているしかありません。
もっとも、自動で再投資にしている場合は長期で借りてくれた方がオファー中の期間が少なくなるのでありがたいかもしれませんね。



2016年2月9日火曜日

Loanbaseがハッキング被害のためサービス停止中


ビットコインレンディングのLoanbaseがハッキング被害のため、サービス停止中です。


被害についての詳細はFacebookの方に書かれています。
4つのアカウントの被害想定額が8BTCとなっていますが、それよりも増える可能性もあり、最大でも20BTC程度に収まる見込みのようです。

Loanbase Security BreachWe've discovered that there was a security breach, which resulted in the loss of roughly...
Posted by Loanbase on 2016年2月7日


盗難の手口は、WordPressのセキュリティーホールをついて内部に侵入し、ユーザー情報を取得し、その情報を元にビットコインを引き出しだしました。
ウォレットへの直接的なハッキングではないという事です。

現在、対策としてサイトをダウンさせ、セキュリティアップデートを行っており、パスワードはいったんリセットされるという事です。

被害が広がる前に早めに発覚したのが不幸中の幸いでしょうか。
それにしてもLoanbaseは自動投資もマイナスが増える一方ですし、そろそろ潮時なのでしょうかねぇ。
債権回収機構もちゃんと機能してるのやらで、不信感が高まっている時にハッキング事件です。
まさかお前もゴックスしちゃうのか?って思わず考えてしまいますよねぇ。

無事に復旧、してくれるといいのですが……


2016年2月1日月曜日

三菱東京UFJ銀行が独自の仮想通貨「MUFGコイン」を開発中



三菱東京UFJ銀行が独自の仮想通貨、「MUFGコイン」の開発を行っていることが明らかになりました。
開発は昨秋から行われており、スマートフォン用の試作アプリがほぼ完成しているという事です。
当面は「行内通貨」として位置づけられるそうですが、円と両替をして三菱東京UFJ銀行の利用者等に発行する構想もあるそうです。

邦銀初の発表

邦銀初となる仮想通貨開発の発表ですが、何をベースに開発しているか気になるところですね。
三菱東京UFJ銀行といえばR3コンソーシアムにも参加しています。
先日R3では11のメガバンクとAzureを使った実験を行っていましたので、同行もAzure上のブロックチェーンプラットフォームを利用している可能性はあるかもしれません。

R3が11の銀行とブロックチェーンのテストを実施


目的はオンラインバンキングへの誘導?

スマホによるアプリという事から、ブロックチェーンによるメインフレームの置き換えではなく、オンラインバンキング促進のためという可能性がありそうです。
オンラインバンキングに抵抗がある人でも、SUICAのような感覚で「MUFGコイン」を利用してもらうことで、スムーズにオンラインバンキングへの誘導を図ろうとしてる可能性もあると思われます。

オンラインバンキングにユーザーがー移行すればATMの維持費や、ATM混雑時の誘導員等の人件費削減につながります。
また、店舗をローンの貸し出しや大口の顧客のためにより有効に使えるようになりますので、メガバンクの戦略としては可能性があるのではないでしょうか。
三菱東京UFJ銀行のHPでオンラインバンキングを必死に押してるあたり、利用拡大のためにかなり苦労してる様子がうかがえます。

そもそも、現行のブロックチェーンの仕組みですと、メガバンクのメインフレームによる処理の代替となるのは困難でしょうし、銀行間決済を主眼に置いていればR3のテストに参加していないはずもないと思われます。
また、社債や手形のような商品として「MUFGコイン」を発行するという可能性もあるかもしれませんが、さすがに怪しげな商品を売るというのはないかなと……

ということで、個人、または中小企業向けのオンライン決済利用が本命となる可能性が高いのではないでしょうか。